JR北海道 線路の安全管理が崩壊していた!!

八雲・貨物列車脱線事故 3年前も線路の砂利大量流出 函館開建、JR北海道、町、抜本策取らず(08/19 06:00)
 渡島管内八雲町のJR函館線でJR貨物の貨物列車が17日に脱線した事故で、付近の熱田川は3年前にも台風で氾濫、ほぼ同じ場所で線路の砂利が大量に流されていたことが18日分かった。JR北海道や開発局函館開発建設部、町はこの間、問題を認識して対応を協議してきたが、抜本的な河川工事などの対策を取っていなかった
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 町などによると、現場付近では、国道5号の陸橋の下をJR線路が通り、さらにその下に埋設されたコンクリート製の地下水路内を、熱田川が流れる。水路は長さ数十メートルで幅1・9メートル、高さ1・5メートル。開建とJRが、それぞれ国道と線路の下を通っている部分に分けて管理している。

 熱田川は今月9、17両日とも、大雨によって増水した水が、水路の少し上流で左岸にあふれ出し、線路の砂利を押し流した。JRによると2010年8月、同様に川が氾濫して線路の砂利が流出。レールが約30メートル浮いた状態となり、特急列車などが運休した。<北海道新聞8月19日朝刊掲載>

夜間点検強化せず 9日の決壊、土のうで「本復旧」 JR貨物脱線(08/18 07:05、08/18 08:32 更新
 17日未明に渡島管内八雲町のJR函館線八雲―山越駅間でJR貨物の貨物列車が脱線した事故で、同町では16日から17日朝にかけて大雨注意報などが出ていたにもかかわらず、JR北海道が、夜間の見回りなど万全の安全対策を取っていなかったことが17日、分かった。JRには、一定の雨量を記録した際に運行を見合わせるなどの規則があるが、9日に砂利の流出が起こった後もその基準を見直しておらず、安全管理の体制が問われそうだ。

 JRは、道内各地の路線に雨量計を設置し、雨量に一定の基準を設けて列車の運転を見合わせたり、減速運転させたりしている。

 八雲町付近では、1時間に30ミリ以上の雨量を計測した場合に運行を中止し、20ミリ以上で保線社員らが巡回などの警戒を行うことになっている。函館海洋気象台は16日夕、八雲町など渡島北部で1時間に最大30ミリの雨量を予測していた。

 JRは9日の砂利流出以降、保線社員らが現場に毎日、午前と午後の計2回訪れ、路盤や砂利にゆがみがないかを点検。通常の3日に1回に比べ、一定の体制強化は行っていたが、16日夕の予報を受けて夜間の点検を行うなど追加の対策は取っていなかった。

 また、運行停止などの雨量基準についても見直しは行っていないという。JRは「想定外の鉄砲水などが起きた可能性もあり、どこに問題があったか詳しく分析しなければ分からない」とする。

 一方、9日の決壊時に行った復旧工事は、土のうなどを使って砂利を埋め戻したが、数カ月後にはコンクリートなどで強化する本格復旧工事を予定していたことが分かった。

 JR工務部は「運行に支障はなく、本復旧の位置付けだった。線路の砂利はそもそも川の洪水の力に耐えられるように造るものではない」と説明。一方で「一般的に、矢板と呼ばれる鉄板を周囲に設置したり、コンクリートで固めたりすれば、一層強化できる」とする。結果的に、17日の事故では土のうの一部が流された。

 北海学園大の上浦正樹教授(鉄道工学)は「結果論とはいえ、河川や砂利の状態の監視が甘かったと言わざるを得ない。監視カメラを設置したり、点検回数を増やしたりするなどの対応が必要だった」と指摘している。<北海道新聞8月18日朝刊掲載>

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JR貨物脱線、42本運休で7000人に影響 安全委が調査(08/18 06:55)
 【八雲】17日未明、渡島管内八雲町のJR函館線八雲―山越駅間で、JR貨物の札幌貨物ターミナル発福岡貨物ターミナル行き貨物列車(21両編成)が脱線した事故で、国土交通省運輸安全委員会は同日、現地入りし、原因の調査を始めた。現場では9日にも今回と同様、降雨後の増水で線路下の砂利が流出しており、当時のJR北海道の復旧作業が適切だったかなどが焦点になりそうだ。一方、同社は17日、再度の復旧作業に着手。不通になった八雲―森駅間を含め、18日中の全面復旧を目指している。

 JRによると、17日は脱線事故の影響で、札幌―函館間の特急スーパー北斗など42本が運休。札幌―八雲、森―函館間で計8本の臨時特急を運行。八雲―森駅間では代行バスを走らせたが、お盆を古里で迎えた人らのUターンラッシュに重なったため、影響人数は約7千人に達した。

 安全委から派遣された鉄道事故調査官2人は17日、線路や脱線車両の状況を1時間半にわたって確認。調査官の1人は記者団に「降雨や川の状況を今後調べていく」と話した。

 一方、JR北海道などは安全委の現地調査終了後、線路下に砂利を敷き直す作業などを始めた。18日中の復旧を目指すが、降雨量が多い区間は運転を見合わせる可能性もある。<北海道新聞8月18日朝刊掲載>

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