騙されてはならない !ワークシェア

 経団連の御手洗冨士夫会長は6日、雇用確保策について「ワークシェアは選択肢の1つだ」と言っていたが・・・。今度は連合もこの土俵に乗るのか?

 日本経団連と連合の労使が、働き手の労働時間を短縮して仕事を分け合い、雇用の維持に努める「ワークシェア(仕事の分かち合い)」の議論を始めることがわかった。景気が冷え込む中で製造業の減産が相次いでおり、雇用をなるべく守る有力な手段として検討する。通常は賃下げを伴うため、日本では過去の不況期にも根付かなかった経緯があり、議論が進むか不透明な面もある。(以上、部分引用)


 派遣切りに対する批判の中で、いかにも雇用対策について取り組もうとしているようだが、茶番だ。
雇用のことを真剣に考えているのであれば、そういうことを言う前に第一にすることがあるだろう。先ずは「派遣切り」や「期間工切り」の計画をすぐにやめることだ。それに踏み込まずにワークシェアリングなんて言っても、魂胆はバレバレだ。

 ワークシェアリング論は、非正規労働者の雇用を守ることを口実にしながら、労働社者全体の賃金を引き下げることであり、雇用問題を労働者総体の「自己責任」に摩り替えることだ。大企業がその社会的責任に基づき、自ら負担をして事に当たる姿勢がまったく無い。 大企業は230兆円もの内部留保をため込みながら、これを懐に抱き込みつつ身銭を切ることもなく、労働者で分け合えという。盗人猛々しいとはこのことだ。

 雇用を守るためには、先ず何よりも先に、大企業は溜め込んだ内部留保を吐き出してこれに使うべきだ。ワークシェアリングという怪しげな横文字で、労働者を煙に巻いて、労働者に「分け合いなさい。賃下げはみんなのために我慢しなさい」などという理屈が通用するものか!

 ここに、労働者を正規と非正規に分断し、自らの暴利を守ろうとする大企業の労働者支配の基本戦略がある。

 騙されてはならない。連合の、「企業の人事部」としての役割はこのようにしてまたしても取り込まれるのか。ここに至ってまでも・・・。


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  • 政と官が替わらなければ、変わらないだろう

    Excerpt: 民間企業に、自分たちの悪政の尻ぬぐいを押しつけるばかりで、誰が求めに応じるだろうか?霞ヶ関、政治家達がワークシェアを実践してみろ!まずは、社会保険庁不始末の正しい年金送付すら遅れている手続きの仕事で雇.. Weblog: 3行で語るブログ racked: 2009-01-11 02:42