今だからこそ闘う  伊藤晃(全国運動呼びかけ人)

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鉄建公団訴訟の控訴審が始まるときに、裁判長が「まだやってるんですか」とわれわれに聞いたという話がありました。私たちは「そうだ、まだやっている」と答えました。彼らは言うでしょう、「もう終わったことじゃないか」と。私たちは「違う、われわれは問題のまっただ中にいる」と答えます。

国鉄分割・民営化というのは皆さんご承知のようにその後の労働者が投げ込まれている状況すべてにかかわる曲がり角でありました。労働運動に挑戦する資本側の「原則」が打ち出された出発点でありました。

原則とは何か。不当労働行為は資本にとって当然のことなんだと。あるいは資本の恣意的解雇は当然のことなのだと。その結果労働者に起きることに資本と国家はなんの責任もないのだと。この原則、これらのことは資本主義という経済体制においては昔から当たり前のことです。しかし、その当たり前のことを当たり前だと言わせなかった労働運動がかつてありました。その力で資本の側は言いたいことが言えなかった。それを突破しようとしたのが分割・民営化だったということになります。この闘いの最前線に1047名闘争が今もまだ続いている。

国鉄闘争全国運動をわれわれが出発させたのも1047名闘争をあきらめるということが、いま進んでいる外注化・非正規職化への無抵抗につながるだろうと考えたからであります。私たちは1047名闘争と連帯すると同時に、全国の労働者の運動をつなげていく中心になりたい、そう考えて全国運動をつくりました。

私たちにとって今大切なのは、全国の労働者の仲間達と内面における闘いだろうと思います。残念ながら多くの労働者達が外注化・非正規化の現実は仕方がないとあきらめています。これに対して私たちは「あきらめてはいけない」と言う。アベノミクスなんかウソなんだと。こういう声を労働者の内なる声にしていかなければならないでしょう。
ウソはもう一つあります。「闘ってもどうにもならないよ」ということ。しかしこれもウソです。社会保険庁の分限免職の取り消しが続いています。労働者の内面に生まれつつあるものを感じ取らざるを得ないという現実があるからだと思います。私たちはそれをいま強調しなければならないでしょう。

私たちは攻撃をはね返すことが出来る、多くの行動を広くつなげていければはね返せるだろう。そういうわけで私たちは「まだやっている」と声を大にして訴えるのです。いまだからやっているのだと言いたい。全国の労働者全員が当事者であろうと思います。全国の仲間に呼びかけ、力をひとつに結集させるためにこれからも全国運動は頑張ります。
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