牧草から放射性物質 八街と市原の千葉県施設

牧草から放射性物質
全国初、許容値超す 八街と市原の千葉県施設
2011年04月29日09時42分


 千葉県は28日、八街市と市原市の県畜産関連施設で、家畜の牛の餌となる牧草から、許容値を超える放射性物質が検出されたと発表した。農林水産省によると、牧草で許容値を超える放射性物質が検出されたのは初めて。県は3月下旬から、畜産農家に対し、牛に生草を与えることや放牧の自粛を要請しており「市販されている乳製品や牛肉に基準を超える放射性物質が含まれている可能性はない」としている。

 福島第1原発事故に伴い、大気中の放射線量が通常より高まったため、県は3月19日に国からの指示を受け、同月23日から、畜産農家に対し、放牧などの自粛を要請していた。

 農水省は放射性物質の調査対象を食品から牧草にも広げ、新たに暫定許容値を設定。4月14日に県に対し、検査実施の指示が出た。県が3カ所で調査した結果、南房総市以外の2カ所で許容値を超えた。

 県畜産課によると、検出されたのは、いずれも県の畜産総合研究センター(八街市)と同センター市原乳牛研究所(市原市)で21日に採取した牧草。許容値は、ヨウ素が乳用牛70ベクレル、セシウムは乳用牛と肉牛300ベクレル、それ以外の子牛5千ベクレル。八街市では1キログラム当たり放射性ヨウ素90ベクレル、放射性セシウム350ベクレル、市原市ではヨウ素230ベクレル、セシウム1110ベクレルが検出された。

放射性物質:埼玉・栃木県で牧草から検出 暫定許容値超え

 埼玉、栃木両県は2日、両県内で先月下旬に採取した牧草から国の暫定許容値を超える放射性物質が検出されたと発表した。

 栃木県によると、那須町の牧草から1キロ当たり910ベクレルの放射性セシウム(暫定許容値は乳用・肉用牛で同300ベクレル)、県南部(小山市、足利市など)の牧草から90ベクレルの放射性ヨウ素(暫定許容値は乳用牛で同70ベクレル)をそれぞれ検出した。また埼玉県によると、熊谷市と東秩父村で採取した牧草から放射性セシウムをそれぞれ420ベクレル、340ベクレル検出した。

 両県とも震災後に収穫した牧草を乳用牛などに与えないよう各農家に要請しており、人体への影響はないとしている。【中村藍、大谷津統一】

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

驚いた

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック