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zoom RSS 「眠気でオーバーラン」―ダイ改合理化の結果 乙行路の長大化やめろ!

<<   作成日時 : 2016/08/23 07:31   >>

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 「オーバーラン続発」。異例の大きさでJR職場の現実が報道がされている(8月3日付・千葉日報)。
千葉支社は「体調チェックは徹底している。睡眠時間も確保されており問題はない」「安全上の問題はなかった」として、運転士個人に全責任を転嫁しようとしている。一体どの面さげてこんな言葉を発することができるのか!
現在の乗務行路・労働強化が人間の生理的限界を超えているから、こういうことが起きるのだ。運転士が日々乗務しながら感じている仕事のきつさとは真逆のことをマスコミに向けて平然と言えるこの感覚は一体何なのか!
そこにあるのは自己保身だけだ。運転保安を確立するためには何が求められているのか真剣に考えようという姿勢は微塵もない。
新聞報道ですら、「運転士は勤務日程が不規則な上、目への負担が大きい。信号機と速度計を交互にチェックするので、目の消耗は激しい。睡眠時間を十分に取っても疲労は蓄積している」という識者の声を掲載し、JRの経営姿勢を批判している。
運転士への事故責任の転嫁を許すな。裁かれるべきはJRだ。

限界こえた乗務員の労働強化
鉄道の安全破壊する重大問題


ダイ改のたびに運転士にのしかかる労働強化はすでに限界を超えている。運転士の一人一日平均の拘束時間は、どの区も10時間近い。蘇我運 輸区EC1組が9時間55分、千葉運輸区EC1組が9時間49分、木更津運輸区ECが9時間48分、鴨川運輸区が9時間45分。これが現実だ。
それは、生理的限界を超えた異常な長時間拘束だ。本来、不規則でかつ緊張の持続が求められる運転士の労働時間は、地上勤務者よりも低く抑えられてきた。今でも建前上は変わっていない。
しかし、乗務員勤務制度改悪以降、行先地の時間等が労働時間からカットされ、地上勤務者以上の長時間拘束が強制されるようになった。
乗務員の勤務は、早朝4時前から深夜1時過ぎまで、出勤退勤時間は全部バラバラ。まともな日勤時間帯の行路などほとんどなく、泊勤務以外にも「前夜」「後夜」は当たり前。規則正しい生活など全くできずに疲労が蓄積されていく。
しかも業務内容は、息をぬくこともできない緊張が持続する。スピードアップがそれをさらに苛酷なものにしている。

乙行路を緩和しろ!
睡眠時間を確保しろ!


「睡眠時間は確保されており問題はない」「体調チェックも徹底している」「指導を徹底していきたい」だと?
冗談じゃない。泊勤務で仮眠がとれる時間が4時間弱程度のこともある。運転士なら誰もが眠たい目をこすりながら必死の思いでハンドルを握っているのが現実だ。
しかも、これまで、泊勤務の場合は、一日目の行路は多少長くとも、二日目のアケ行路(乙行路)は短く組むというのが、誰が言わずとも当然のことであっ た。わずかの仮眠時間で早朝4時前後から起きだして出区点検をし、乗務することを考えれば、人間の生理的条件から考えてそれは当たり前のことだった。
しかし、この数年、それが覆された。効率化のために、泊アケに通常の日勤並の長大行路が組まれるようになったのだ。
それは、国鉄時代以来百年以上にわたって蓄積されてきた経験から言っても絶対にやってはならないことである。労働者が人間である以上、緊張を保つことができる最低限の条件を逸脱することだからだ。

本線運転士の高齢者対策を

「体調チェックは徹底している」もウソだ。
つい先日、T君が乗務中に脳梗塞で倒れた。彼は点呼の時から体調不良を訴えていたが、それでも会社は乗務させた。乗務しだしてからも、意識が朦朧とし、ろれつも回らなくなり、何駅も停止位置不良を続ける状態だった。
その報告を聞きながら、会社は何の対策もとらなかった。さすがに、出先の泊地には指導員を送り込んだが、それでも朝仮眠から起きてくるまで何もしなかった。
そして、翌朝には運転台に上ることもできない状態になっていたのだ。彼は今もリハビリ休職中だが、会社が体調管理をきちんと行い、出勤した日のうちに医者にいくことができていれば、こんなに重傷化しなかったはずだ。
しかもこれは彼個人の問題では断じてない。以前は50代になって本線運転をしている者は全くいなかった。「高齢者対策」で構内運転等、地上勤務に降りていたのだ。
何十年も不規則な勤務を続ければ身体はボロボロになる。だからそれは当然のことであった。しかし、「水平分業」と称される外注化が進められる中で、身体を壊そうが、体力的にきつくなろうが、本線運転士が降りる職場は全く無くなってしまったのだ。
だから、動労千葉の組合員だけでも脳梗塞等の乗務不可能な病気になり、行く場がなく「事務手伝い」等をしている者が何人もいる状態だ。心筋梗塞を起こして、心臓にステントを入れながら乗務している者もいる。
これが運転士が置かれている偽らざる現実だ。

乗務員への締め付けやめろ!
行路緩和を実現させよう!


乗務員への締め付けの強化では安全は絶対守られない。107人の命が奪われた05年の尼崎事故は、徹底した締め付けで運転士を精神的に追い詰めた結果だった。
会社は背面監視などで乗務員を締め付け、ダイ改合理化で労働強化を行っているが、こんなことを続ければ必ず重大事故につながる。
鉄道の安全のために必要なことは、行路緩和と本線運転士の高齢者対策だ。締め付け強化、ダイ改合理化と対決し、反合理化・運転保安確立へ全力で闘いぬこう。

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