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zoom RSS 2915年 動労千葉旗開き 年頭のあいさつ 田中康宏委員長

<<   作成日時 : 2015/01/16 10:43   >>

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 みなさん明けましておめでとうございます。
 本当に困難な職場の中で、職場で奮闘されている組合員の皆さん。そして、長い間動労千葉の闘いを支援してくださった、来賓や支援する会の皆さん、本当にありがとうございます。
 わたしはこの2015年の年頭を、少し身の引き締まる思いで迎えました。ちまたはインフルエンザが大流行で、JRの職場もたくさんの人がインフルエンザで休んでる職場もあるんですが、こういうのを振り払って、元気よく2015年を進みたいと思っております。
 さて、わたしはこの年頭に立って、今年2015年という年が、労働者にとって本当に大きな岐路、分かれ道、分岐点をなすような年になる。そんな思いでこの時代を見ています。
 ご案内のとおり安倍政権は昨年、憲法を踏みにじって集団的自衛権を行使するという閣議決定を強行しました。平和だというふうにずっと思い込んでいるうちに、戦争ということが目の前に立ち現れる。何でこんなことが起きるのか。そのことを思う時に、わたしはやっぱり労働組合の力が弱くなってしまった結果なんだ、そういうふうに考えなければいけない。そうつくづく思っています。戦争だけは絶対にしてはならない。そういう固い決意で、戦後、日本の労働運動は新しい歩みを始めたはずでした。でもふっと気が付いてみると、政府は国家主義とか、愛国主義とか領土問題とか、こういうことばかりをあおって、本来なら国境がないはずの労働者同士がお互いに戦争をはらみながら対決をさせられる、対立させられる。こうやって歯止めが外れて戦争に向かっていく。そんな危機感を持たざるをえない時代が来ている。わたしはそう思っています。しかも、安倍政権はこの5月、6月には「集団的自衛権関連法」なるものを、一括して国会に上程するって言っています。これを絶対に阻止しなきゃいけない。やっぱり労働組合の一番大事な仕事は何か。それは戦争をさせない。平和を守る。このことにつきると思っています。これをなしに、労働者の団結、権利、こうしたものはまさに絵に描いた餅です。今年、こういう恐ろしい流れを断ち切って労働者が胸を張って労働者が団結を固めて、誇りを抱いて、僕らこそが社会をつくる主人公なんだって、こうやって堂々と進める社会をつくっていく。そういう決意を新たにしたい。わたしはそんなふうに思っています。
 この1年間、動労千葉は現場の本当に大変な奮闘を先頭にして、一歩一歩勝利をかちとってきました。こう総括できると思っています。先ほどからもありましたが、ひとつは1047名の解雇撤回闘争です。高裁判決から1年3カ月、おそらく最高裁は年末ぎりぎりに反動的な判決を下ろすんじゃなかろうか、こう見て闘争を構えてきました。でも最高裁は判決を下ろすことができずに、すべてが新年になだれ込んできました。なんで、できなかったのかということです。あとで葉山先生から報告があろうかと思いますが、僕らが28年かけて暴き出した真実。国鉄分割・民営化というのはやっぱり労働組合をつぶすために、国が仕組んだ国家的不当労働行為だったんだ。この真実の前に最高裁も立ち止まっている。わたしはそう考えています。

 もう4年前のことですが、僕らが闘ってきた裁判の中で、これは東京地裁です。一瞬、どよめきが法廷に広がりました。証言に立った伊藤嘉道証人が、「動労千葉の12名は採用候補者名簿に載っていました」と明確に言ったんですね。これは本当に大きな衝撃でした。だって、採用候補者名簿に載った人間は全員採用されてるんですよ。それを当局側の証人が「名簿に登載されていました」こういうふうに言ったわけです。それが採用・不採用を決める直前、おそらく2月の冒頭になって、急遽、葛西という職員局次長の指示で外しました。ここまで言ったわけです。つまり、動労千葉の組合員は、首を切られていなかった。採用されていたってこと。それが組合つぶしのために、採用候補者名簿を提出する直前に、職員局次長の手で外された。これが国家的不当労働行為と言わずして、何というのか。この真実が最高裁を追い詰めています。さらにその後、僕らはこの分割・民営化の過程の真実を暴き出した、つかみました。それは、国鉄がやった不当労働行為、不当解雇は新会社JRに責任は及ばないという国鉄改革法。しかしそれが、旧国鉄幹部とJRの設立委員長が直接会って、こういう人間ははじこうということを謀議して、不採用基準というものを定めていたこと。一方ではJR設立委員長・斎藤英四郎、もう一方では旧国鉄幹部の井出、葛西。こういった人間が謀議をしていた、その謀議の討議の資料が見つかったんです。責任がないどころの話じゃない。両方は結局つるんでた。そしてそこに国交省の幹部までいた。ここまでつかみました。だから本来は解雇撤回の勝利判決以外にありません。

 僕らは今年、この真実を武器に絶対に国鉄分割・民営化以来のすべてをひっくり返したい。そういう闘いを全力で進めたい。なぜかです。それは僕ら国鉄労働者だけの解雇の問題、不当労働行為の問題、組合つぶしの問題であったならまだしもです。国鉄分割・民営化が出発点になって、それから今日までどれだけの労働者が権利を剥奪され、団結を破壊され、正規職から非正規職に突き落とされ、家族も含めて未来がまったく見えない。労働者の権利がこれほど打ち砕かれた時代はなかった。こういうような時代になってしまったのか。全部が国鉄分割・民営化から始まったことです。だから私たちはこの攻撃を本当に打ち砕き、真実を暴いて労働組合のあり方をもう一回原状に取り戻していく、そういう責任があるからこの闘いは揺るがせられないんです。この11月、厚生労働省が雇用統計を出しました。ついに、非正規職の労働者が2000万人を超しました。国鉄分割・民営化のとき、非正規職、当時はパート・アルバイトの仲間たちですが、500万〜600万人でした。1500万人がこの二十数年のうちに、まともな雇用をぶち壊されて、非正規職に突き落とされたんです。これだけは絶対に元に戻さなきゃいけない。僕はそう思っています。そのために国鉄分割・民営化反対闘争ということを、僕らは絶対に手を離すことはできない。何があろうと闘い続ける。その決意をこの2015年もう一度、あらたにしたいと思います。

 それともうひとつ、国鉄分割・民営化は本当に終わりなき攻撃でした。民営化されただけで終わらなかった。民営化された後、次に始まったのはあらゆる鉄道の業務を、これは数百の会社にバラバラに外注化して、アウトソーシングしていくという攻撃でした。それが雇用を破壊し、安全を破壊して暴れまわっています。こんなことが、これも国鉄分割・民営化から始まりました。もう、外注化阻止闘争というのが、闘い始めて16年になります。10年以上外注化を止めてきました。動労千葉のような小さな労働組合でもこうやって止めることができたんです。だから、本来なら多くの労働組合がこういう攻撃に職場から立ち上がれば、今のような2000万人非正規職時代になってなかったはずです。この点でも、私たちは国鉄分割・民営化反対闘争を、ここで立ち止まるわけにはいかない。もう一度その決意をあらたにしたいと思っています。

 昨年は5月、10月の二つのストライキを通して、この2つのストライキは外注化粉砕だけではなくて、外注化が安全を破壊する。だから外注化粉砕、絶対に鉄道の安全を守りぬく運転保安確立ということと、それと外注化ということが単に僕らJR本体の労働者だけではなくて、外注先のCTSの下請けの労働者にとってこそ、一番の被害をもたらすこのことに気がつき、CTSの仲間たちを守れというスローガンでストライキをやり、その結果、まだほんの、ほんの一歩ですが、下請けの仲間たちが動労千葉に結集してくれるということが始まりました。これが押し広げることができれば、民営化・外注化という雇用破壊して安全を破壊する攻撃を、僕らは止めることができる。そういう確信、手がかり、これを去年つかみました。僕らはこの手がかりをもとに今年も進みます。
 それともう一点、JRをめぐっては、分割・民営化ということがどれほど間違っていたのか、そのことがいま爆発的に噴き出しています。一番象徴的には、JR北海道のもう鉄道会社の体をなしていないあの惨たんたる現実です。線路が壊れてても直せない。列車が壊れても直せない。人もいなければ、金もなければ、資材もない。それで社長が2人自殺する。これはもう民営化が生み出した悲劇以外の何ものでもないです。もう解決がつかない現実です。だけど、これは北海道だけではなくて、東も同じ現実です。貨物会社も同じ経営破綻の現実で、とにかく、ひたすら賃下げだけが延々と労働者にのしかかっています。再来年にはJR四国と九州が破綻し始めます。もうとにかく全部がおかしくなってきてる。
 そしてもうひとつ、もっと深刻な事態があります。民営化のために国鉄時代1982年で新規採用を止めてしました。このゆがみがいま大量退職になって噴き出しています。この8年か9年でJRの四十数%が退職する。もう鉄道が動くかどうか、安全が守れる、こんな条件が全部壊れようとしています。もう人がいないということに後ろを押されて何も考えずに、とにかく際限ない外注化がエスカレートする。もうめちゃくちゃな労働強化がのしかかる。だけど何よりも恐ろしいことは、JRはこの現状に真剣に立ち向かうんじゃなくて、逆にこれを千載一遇のチャンスかのように考えて、あらたな組合つぶし、国鉄的なものを一掃する組合つぶしに利用しようとしている。こんなことをしたらすべてがむちゃくちゃになる。僕らはこれに立ち向かう、これから起きることは、去るも地獄、残るも地獄の現実だってことを訴えて、ほんとに真正面から立ち向かいたいと思っています。

 しかし、いまJRで起きていることは、社会全体の縮図だと思います。JRだけで起きていることではありません。この年頭の動向を見てみても、僕は大変なことが起きていると思います。たとえばつい数日前、国保が市町村でもう全部破綻して、もつこともできなくなって、県に移管するっていう法律を出すそうですね。これは県に移管しただけで絶対終わらない。安倍政権が必ず言い出すのは、県に移管したって、県だっていまはもう財政破綻にあえいでいます。そうしたら何が起きるのか。これに民間活力を導入する。国保の民営化。必ず起きてきます。むしろこれは狙いでしょう。そうなったら皆保険制度が壊れるってことですよ。去年は、年金資金を半分、株に突っ込んじゃった。異次元緩和のバブルで吊り上げた株価は、絶対に破綻するんですよ。そうしたら年金資金が吹っ飛ぶ。いまの政権の流れを見てください。年金資金が吹っ飛んだら、年金資金を絶対に救済しないですよ。銀行は救済したって、絶対しない。もう本当に生きていくことができない現実。去年出された896自治体の消滅。
 もう地方は息絶え絶えですが、今年3月14日がダイ改です。ここでJR千葉支社が始めたことは、特急列車の全面的な削減、廃止です。館山には1本の特急列車も行かなくなる。成田線をまわって鹿島に1本も行かなくなる。鴨川まで行く特急列車は1日たった1本だけ。もう地域、各地方自治体が、こんなの初めてのことですが、たちまち年末のうちに全部撤回を求めるっている要望書を決議して、JRに押しかけてますね。だからこれは単に列車だけの問題じゃない。もう地域が、人が生きていくことができない現実。全部競争原理にすればいいんだって言ってやってきたこと、田舎が東京と競えって言ったって破綻するに決まってます。これが社会のとんでもない破壊をもたらした。僕らは3月ダイヤ改正に向かってローカル線切り捨て絶対反対、銚子が2017年に財政破綻する。富津市は2018年。こんな現実だけど、そこに人が生きてるんです。病院がつぶれ、保健所がつぶれ、大学がつぶれ、水道事業がつぶれ、こんなことをもたらしたのは誰なんだ。やっぱりこれを解決する道は、その地域に職場から闘う労働組合が、どんなに小さくてもあって、あればそれがすべての怒りの声をまとめ上げることができる。こうやってこんな現実は、一回もう根本から直さなきゃいけない。こういうことを訴える。こういうことは闘う労働組合がもう一回復権していくときに、絶対必要不可欠な要素だと思っています。ですから1047名の解雇撤回、外注化粉砕闘争、組織破壊攻撃を粉砕して大量退職問題に対して定年延長と65歳まで働ける労働条件を絶対かちとる。そして、民営化だとか、規制緩和だとか、この30年余りの新自由主義政策というものがもたらした、もう社会のめちゃめちゃな破壊と、戦争への道、これに対して立ち向かう。こういう闘いを絶対に貫きたい。わたしはそう思っています。

 わたしは大きな希望を持っています。今も申し上げましたように、もうすべてが限界を越しています。例えば戦争への道にしたって、去年通常国会で安倍政権は集団的自衛権の関連法を提出することができませんでした。先延ばししたんです。先延ばししたものが、今年5月、6月に提出できる保証はありません。何が起きるか分かんない。国債が暴落するかもしれない。円が暴落するかも分かんない。株が暴落するかも分かんない。で、僕らはもう一度こうしたすべてをになって立ち向かうのは、かつてのように闘う労働組合がもう一度団結した力を取り戻す。そして社会を動かしていく、社会を変革していくその中心に、労働組合が胸を張って登場する。そうした時に初めてすべてが動き出すと思っています。おそらく2015年、今年はこれまでもうずっと我慢をしてきた、もう怒りを腹の中にためて、だけど仕方がない現実だ、そう思い込んできた。こういうことがいっぺんに噴き出す年になるんじゃないかと思います。福島もそうです。沖縄もそうです。全部がもう限界ですね。こういう怒りの声を全部糾合して、今年わたしは国鉄闘争に勝利するとしにしたいと思っております。ぜひさらに団結を固めて、胸を張って明るく2015年を進みたいと思います。今日は本当にありがとうございました。


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