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zoom RSS 動労千葉鉄建公団訴訟控訴審裁判傍聴記-1

<<   作成日時 : 2012/12/27 15:45   >>

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昨年6月29日、東京地裁・白石裁判長は動労千葉鉄建公団訴訟において「画期的な反動判決」を下しました。
動労千葉は高裁への控訴を行なうと共に、JR東日本・千葉支社当局から提案された検修・構内業務の全面外注化攻撃に対して、職場の内外(JR内および外注先)に渦巻く労働者の怒りを組織化し、ストライキを対置して、10/1実施阻止の闘いを貫徹しました。
外注化は強行されましたが、職場では今もまだ闘いが続いており、強制出向差し止め訴訟も本訴に入りました。
こうした中、動労千葉鉄建公団訴訟・控訴審第1回口頭弁論闘争が闘われました。
12月17日(水)午前10時、動労千葉を支援する会と支援の労働者は、東京地裁正門前に結集しビラまきを開始しました。
少し遅れて田中委員長を先頭に動労千葉の組合員が登場!川崎執行委員の司会で直ちに決起集会が開催されました。
「1047名解雇撤回!」「JR職場に復帰するぞ!」「反動判決を許さないぞ!」とシュプレヒコールを挙げた後、原告の高石さん、中村仁さんが決意を表明、続いて支援する会の山本事務局長から「2つの裁判(この裁判と強制出向差し止め裁判)に勝利することが重要だ。」「支援する会は全力を挙げて勝利するまで闘う。」、長田書記長から「分割民営化攻撃は終わっていない。この裁判に勝ってその攻撃を粉砕する。」と決意が表明されました。
11時から控訴審第1回口頭弁論が開始され、42の傍聴席は動労千葉の組合員と支援の労働者で埋め尽くされました。冒頭、原告団を代表して中村仁さんが立ち、6・29判決の概要を述べた後、「我々を不採用とした基準は不当な処分だ。これ自体が許されない。」「地裁が名簿不採用を不当労働行為と認めたのであれば、我々9名はJRに採用されたはずだ。」「我々を名簿から外したのは、明らかに意図的な不当労働行為であり、不当な排除だ。」「東京高裁が公正な判決を下すようお願いする。」と高らかに誇り高く意見陳述を行ないました。(この中村さんの陳述は感動的でした。みなさんどこかで全文を読んでください!)
続いて弁護団が、原告側の陳述として控訴状と準備書面の説明を以下のように行いました。
大口弁護士は、「難波裁判長は以前の裁判にかわっているのでわかっていると思うが」、と前置きして、「2005年9月15日の判決は、当局の不当労働行為を認定したということでは画期的であったが、不採用基準を認定した点では極めて不当なものであった。これには政治的な配慮が働いていたことは明らかである。今回のケースでは、原告全員が一旦は名簿に登載されたが、その後改革労協の働きかけで葛西氏が不採用基準を作成し、2月7日に名簿から削除されたのは事実である。伊藤証人の証言をきっちり認めて欲しい。」「解雇については、国鉄と清算事業団を切り離しているが、国鉄が名簿から削除した時には3年先の解雇の意志は明確であった筈である。」「真実をきっちり見ていただきたい。」と述べ、浅野弁護士は、「地裁の判決では、不採用基準が改革労協との共同で作られたと述べている。」「国鉄分割民営化は国家的な不当労働行為であり、原告はこの中で不当な差別を受け解雇された。」「裁判はこの本質に目をつむっているが、このことを認識して、正しい判決を下して欲しい。」と述べ、葉山弁護士は、消滅事項について原(地裁)判決は事実誤認をしていることを指摘し、藤田弁護士は、「地裁はバックペイではないと言っているが、実質的なバックペイである。」「予見可能性の議論も含めて真摯に検討・判断して欲しい。」と述べて、一審での不当判決部分を明確に指摘して陳述を終了しました。

[この弁護団による陳述は、地裁による不当労働行為認定(名簿からの削除)から清算事業団への移行、解雇という流れを、地裁が判断したような「切れた」ものではなく国鉄の意思が貫かれていたものであると捉えることの重要性を述べたものと思われたが、傍聴記作成者には十分記録できませんでした。正しい内容は別の資料を参照してください。]

これに対する、被告側の代理人の陳述は、これまで地裁段階で述べていたと同じように、「今回の解雇が有効であることは、これまでの判例から当然。」「名簿に記載しなかったという措置が不当労働行為だったというのは間違いだ。」「不採用基準は合理的だ。」「本件の地裁判決は間違いだ。」「一審原告らの追加的変更は明らかにおかしい。」などというものでしたが、傍聴席からの怒りの声を浴びたのは当然です。
原告側と被告側の陳述が終わった後、難波裁判長が、こともあろうに「この裁判は、この間8年にわたって、裁判所で争われてきた。もう終わったと思っていた。」などと述べたものだから、場内は怒りで騒然となりましたが、葉山弁護士が「そんなことはない。次回以降に葛西氏を証人として呼んでいただきたい。」と抗議して決着をつけました。
最後に、次回を2013年2月27日(水曜日)午後2時半から824号法定で行なうことを決めて、興奮冷め遣らぬ中、この日の公判が終了しました。
地裁の食堂で昼食をとった後、会場を八丁堀区民会館に移して報告集会が開催されました。まず弁護団の浅野弁護士が、「国鉄分割民営化は解決していない。」「動労千葉はこれと断固闘っている。」「笹子トンネルの事故は民営化で引き起こされた。」「また、いちから闘いに入る。」と述べ、続いて葉山弁護士が立ち、「難波裁判長は『終わった』と言っていたが、これから始まるのだ。」「中村さんの陳述は素晴らしかった。」「名簿不記載が無効と認められたのであれば、その後の行為=精算事業団送り=解雇は当然無効である。」「不当労働行為があった場合、少なくとも原状復帰=名簿に載っていた状態、に戻すのが当たり前。」「不当労働行為を民法の不当行為にすり替え、損害補償に切り縮めた。」「消滅事項として認定したことがおかしい。
鉄道運輸機構を追及するとともに、葛西氏の証人尋問を勝ち取る。」と述べ、さらに藤田弁護士は、「国鉄は再就職を必要とする職員を、どうなるか(解雇になる)判っていて清算事業団に送ったのだ。」「この点が控訴審の目玉になる。」「停職6ヶ月の不当性を明らかにし、停職処分取り消しまで頑張る。」と述べて、弁護団としてこの裁判の中心点を明らかにすると共に、闘いの決意を表明されました。次に冒頭陳述を行なった中村仁さんが立ち、「陳述を無事にやれてよかった。」「資本側の論理をひっくり返すためにも絶対に勝利する。」「勝ってJRに絶対に復帰する。」と決意を表明されました。
さらに動労総連合・高崎の丸山委員長、動労水戸の木村書記長、動労千葉を支援する会からの報告・決意表明が続きましたが、申し訳ありませんが省略させていただきます。
最後に田中委員長が、「傍聴闘争ご苦労さまでした。新しい闘いの一歩に入ったと思います。」「勝ちに行く闘いが始まったので、これからもご支援をお願いします。6・29判決で勝ち取ったことはこれまでの闘いの力・成果です。
反動判決だけれども、ここまでの判決を勝ち取ったのは、1047名解雇撤回を断固として闘った我々だけです。」「小玉さんの裁判(高裁)では、6・29判決の内容が全部ひっくり返された。6・29判決に対する反動が起ってはいるが、我々はこの矛盾を再度ひっくり返すつもりです。」「この闘いと一体で外注化・強制出向と闘う。12年前から外注化阻止の闘いを続けてきたが、この裁判はその集大成となる。
これに負けたら資本は外注化・非正規職化をもっと進めるだろう。我々はこの闘いに絶対に勝つ!」と決意を表明され、全員が団結ガンバロウ!と拳を振り上げて集会を終了しました。
この日の闘いに参加されたみなさん!本当にご苦労さまでした。
次回は2013年2月27日です。
2月17日の労働者集会を闘い抜き、その勢いをもって東京高裁での闘いに立ち上がりましょう。


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