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2007年6月23日 朝刊 toukyou JR東北線の大宮−さいたま新都心間で二十二日、架線(直径一五・三ミリ)が切れて停電、同線と高崎線の上下六本の電車が線路上に立ち往生したトラブルは、二つの変電所からの架線が並走する「エアーセクション」と呼ばれる区間内で電車が誤って止まったことによる架線の溶断が原因だったことが、JR東日本の調べで分かった。 エアーセクションで停止するとパンタグラフが異なる電圧の架線二本と接触し続ける状態になり、火花が発生。高熱のため銅製の架線が溶ける。 今回のトラブルで運転を見合わせていた電車は午後一時すぎに全線で運転を再開したが、上下合わせて百六十二本が運休、四十三本が遅れ、通勤通学客など計十八万五千人に影響が出た。浦和−宮原間で立ち往生した上下計六本の車内には乗客約一万八千人が最長で四時間半閉じ込められ、このうち上り四本の約一万六千人は、線路に降りて最寄り駅まで最長約一キロを歩いた。 さいたま市消防局などによると、電車内で気分が悪くなるなどして東京都と埼玉県で計五十人以上が救急隊の処置を受けるなどした。 JR東日本の調べでは、前橋発上野行き上り電車の運転士(48)が、赤信号で停止する際、溶断防止のために定められた停止位置より約七十メートル手前で停止。このミスのため、最後尾の車両のパンタグラフがエアーセクションにかかり、停止している間に銅製の架線は五百度以上になって、溶けたとみられる。 運転士は乗務経験十六年のベテランだが「(越えてはならない)赤信号に気をとられ、早めに停止してしまった。その途端に溶断が起きた」と話しているという。 エアーセクションは三−四キロごとに一カ所設けられ、首都圏のJRには五百六カ所ある。電車が高速で通過すれば問題はない。 エアーセクション内での架線切断事故は二〇〇四年七月にJR中央線で、〇五年十一月にJR青梅線で発生した例があるという。 |
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