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<<   作成日時 : 2007/04/22 13:16   >>

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JRは変わったか 尼崎脱線事故2年(上) 「正当化」「反発」譲らず──トップ・現場も距離感(4月20日)


事故現場の献花場には訪れる人が今も絶えない(19日、兵庫県尼崎市)
 余裕のないダイヤ、ミスをした運転士への日勤教育、施設整備の遅れ……。25日で2年を迎える兵庫県尼崎市のJR脱線事故。国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会は事故の背景にあったJR西日本の企業体質にも踏み込もうとしている。JRが正当化しようとする企業姿勢や、遺族が反発する間の溝には、事故を巡る様々な問題が浮かび上がる。事故調査やJRの課題を探った。

 「あなたは直接の被害に遭っていない。本来負担すべき義務はない」。事故で息子を亡くした男性にJR西日本の担当社員が言い放った。肉親を奪われたショックで心療内科に通う男性の治療費を、JRは全額負担してきたが、昨年10月に「3割の自己負担分は当社が持つが、残る7割は健康保険で」と、健康保険証を使うことを求めてきた。

 「浮いた分を安全対策に回している」とまで迫り、最後に持ち出したのが「事故の負傷者と違い、間接被害者だ」との言い分。健康保険証を使っても男性の金銭的な負担は生じないが、JRの責任を回避するかのような態度に「運転士1人が悪いと言っているように感じる」と応じていない。

 ●遺族と面会拒む
 こうした姿勢が「個人と組織の責任を巧みに使い分けている」と映る。責任を公言しながら、遺族と当時のトップとの面会は「組織の問題」として拒否。JRの手法は、補償交渉以前に遺族との溝を深めている。

 事故調が行った2月の意見聴取会。日勤教育やダイヤ編成など、事故調が問題を指摘した点に、丸尾和明副社長は真っ向から反論、正当性を主張した。「日勤教育で自殺した」とする社員の遺族との訴訟で同社が勝訴した大阪高裁判決まで引用し「有用性は認められている」。

 兵庫県警の捜査にも大きく影響する事故調の最終報告は4月末ごろとされた時期から遅れ、7月ごろとなる見通し。

 「批判するのは構わないが、再発防止や事故原因をどう考えるのか」。意見聴取会で、事故調の佐藤淳造委員長(当時)は丸尾副社長に厳しく詰め寄った。異例ともいえるその姿勢から、運転士の属人的な問題だけでなく、組織の在り方から事故原因を解明しようとの方向性が垣間見える。

 山崎正夫社長は、自動列車停止装置(ATS)設置や日勤教育でのマニュアル導入など再発防止策の達成度について「ソフトは8割、ハードは9割以上」と反論する。

 ●止まらぬミス
 しかしミスはなくならない。2005年9月から今年2月までに、電車の停止位置不良は約2900件に上り、日勤教育の対象となる40メートル以上のオーバーランは約120件。05年度の運転士への日勤教育は約200件、06年度は約270件に上った。

 「失敗学」の畑村洋太郎工学院大教授は「組織運営の若さが問題」と指摘する。「若い人は先輩の後ろ姿を見て育つ。型にはまった教え方をやろうとするほど現場はくたびれてしまう」とトップダウン型の問題点を指摘する。民営化後、JRは人員削減で新人養成を中断した時期があった。「教育」は若手の意欲をそぎかねない命令型がはびこる。

 国鉄時代は、下積み時代からの徒弟制度をその後も続け、運転士になってからも関係を職場内で生かしていた。運転士教育に携わる小林利行乗務員課担当課長(53)は「見習い時代に指導を受けた先輩が同じ電車区にいて、後輩の面倒を見た。怖い存在であり、何でも知っているあこがれの存在だった」と振り返る。

 「基本をきっちりやればオーバーランはあり得ない」とトップダウンの正当性を力説する山崎社長。一方で現場は基本動作の重要性を認識しながらも「大組織ゆえ、本社が1万ボルトを流しても現場に100ボルト、1社員には1ボルトしか伝わらない」(小林担当課長)と意思伝達の難しさを語る。

 事故後も、大阪駅や阪和線の大規模停電など安全にかかわる事故が続く。「安全を」。思いは一致していながらも遺族や事故調、現場、トップ――。事故後の対応にはそれぞれの意識の溝は埋まらない。

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